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今日も託児バイト。
保育園にN君を迎えに行った時のこと。

保育園を出たところには大きな木や茂みがあって、そこにはさまざまな虫たちが住んでいる。
だんご虫に蟻にみみずにバッタに蝶々…。
一人で歩いている時はなんの変哲もないちょっとした道も、N君と一緒に歩くとたくさんの発見がある道に変わってしまうから不思議(uーu)


おとといはセミのぬけがらを2つ見つけた。
「今日もぬけがらあるかなぁ~」
と言いながら茂みの中をちょこちょこ覗き込む。

「あっ、見て!!」
「ん?ぬけがらあったぁ?」
N君が呼ぶ方へ近づいてみると、そこには地面を這っている一匹のセミがいた。
「つかまえられるかなぁ?」
とセミに興味津々のN君。
「今はそっとしておいてあげた方がいいかもよ?」
とは言ってみたものの、私のコトバはその時のN君の耳には届いていなかった。
N君の手がスッと伸びる。
セミはだいぶ弱っていたようで、おとなしくN君の指先に止まった。
「わぁ~手に乗ったよぉ!!かっこいいねぇ~」
とN君、大感動☆

ふと、N君の横にしゃがんでみる。
同じ目線で私もセミを覗き込む。

今、N君の目にはどういう風にこのセミが映っていて、どんな風に感じているんだろうと思った。
あの時私はセミの見たまんましか感じ取れていなかった。(ダメじゃん…。)
でも、N君は違ったと思う。
彼は吸い込まれるように、じぃーっとセミを見つめていた。
それはきっと、目で見たセミの外見がどうこうとかだけじゃなくて、ココロでセミとその世界をとらえていたんだと思う。

N君はセミとどんな話をしたんだろう。

この後なんの予定もなければ、N君の気が済むまで遊んでいたかったのだけど、N君はこの後塾に行かなければならなかったので、
「そろそろセミさんとバイバイしよっか」
と声を掛けた。
N君は黙って頷くと、元いた場所にセミを置いた。

「セミさんバイバーイ!!」
と言って歩き出そうとした私とは反対に、N君は地面に置いたセミをじっと見つめ続ける。
急に立ち上がったかと思うと、それまで黙っていたN君が、

「セミさん、夏の想い出ありがとう!!」

と元気よく言いながら、深々と頭を下げた。

じーんとココロの奥が熱くなるのを感じた。
うれしかった。
あの時は“何が”私をこんな気持ちにさせたのかよくわからなかったけど、とにかくうれしかった。
うれしすぎて、N君をギュッと抱きしめてしまったww
アタマじゃなくて、ココロが動いた。

その後の
「セミさんだって一生懸命生きてるのに虫かごに入れたらかわいそうだもんね。セミさんは自然に返そうね」
という、N君のコトバも印象的だった。

セミさんに出会った今日はN君にとって特別な日になったかな?私にとっては特別な日になったよ。
だって、ものすごぉぉく優しい気持ちになれたから。

なんでもない道をワクワクドキドキする道に変えてしまう魔法を子どもたちは持っている。
私は今日、その魔法を少し分けてもらった気がする。
いっつも教えてもらうのに、すぐに忘れてしまうその魔法。
ホントは教えてもらわなくったって、私だって知っているはず。
最近、他にも覚えなきゃならないことが増えてきて、ちょっと忘れがちになってしまっただけで、ホントはいっぱいいっぱい知っているはずなんだ。
それを日常のところどころで、もっと思い出すことができたら、もっともっと毎日が楽しくなるんだろうなって思った。

魔法を思い出すきっかけが減ってきてしまったんだ。
でも、きっかけは自分で見つければいいし、つくればいい。
もっといろんなものに目を向けよう。
見落としがちになっていたものや、勝手に見えなくしていたものもあるだろう。
それさえ忘れなければ、きっと思い出せる。
優しくてあったかい気持ちになれるいろんな魔法。

N君のスナオな気持ちが私に魔法をかけて、きっかけのきっかけをくれた。
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未分類 |コメント:0 |トラックバック:0 | 2005/08/11(木) 00:00:00
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